旅気分を満喫できるお取り寄せで、地域課題を解決する方法

September 29, 2020
旅気分を満喫できるお取り寄せで、地域課題を解決する方法
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距離感から開放された“旅”がもたらす新しい価値

「おうち時間に、旅先がおじゃまします」。…なんとも粋なコピーを掲げる「#旅するおうち時間」。新型コロナウィルス収束の兆しがみえない中、旅行者と受け入れ側のニーズを新しい形で解決するひとつのソリューションとして生まれた、全国各地のグルメを中心としたお取り寄せで旅気分を味わえる新しいサービスだ。

「#旅するおうち時間」HP

ゴールデンウイーク期間中には、全国6地域から毎日届く「おうち時間のおくりもの」を味わい、体験することで、5泊6日の旅気分を堪能できるパッケージプランをオンラインで販売し、わずか10日間で完売。コロナ禍中の旅行にまつわる悩みのソリューションとしてだけでなく、地域の「関係人口」を増やす方法としても可能性が広がる。企画をした熊本県五木村の「株式会社日添」取締役である土屋望生さんに、オンライン・トラベルの可能性を聞いた。

土屋望生さん
故郷である熊本県五木村で事業を立ち上げるべく土屋望生さんがUターンしてきたのは2018年のことだった。
提供:株式会社日添

旅先の醍醐味をオンラインで満喫する仕掛けが満載

北は宮城県石巻市から、南は熊本県五木村まで。5月1日から5月6日までの毎日、食品を始めとした地域の産品が、異なる場所から自宅へ届くというストーリー性に夢がある。要は連日異なる地域からお取り寄せするというわけだが、実は各家庭に届くのは、産品に託された「その土地で過ごす時間」なのだ。

「#旅するおうち時間」HP
出典:「#旅するおうち時間」公式HP

例えば三重県尾鷲市からは「お風呂の時間」を過ごすためのセットが、熊本県五木村からは「朝ごはんの時間」のための食材のセットが届けられる。“時間”を愉しむための解説動画は動画共有サイトで共有され、オンライン会議システムを使った産地の人々との「お話会」も期間中は毎晩開かれる。さらに、いまの現地が分かるような写真も共有されるという徹底ぶりだ。

400セット用意したパッケージプランはサイトオープンの3日後にはテレビのローカル局で紹介され、10日後には関東のニュース番組でも取り上げられ、「放送後の15分後に完売」というクリーンヒットを飛ばした。

フラストレーションに点火する

「ただの通販にしたくなかった」と話すのは「#旅するおうち時間」を企画した土屋望生さん。
「旅ができないフラストレーションをこの商品にぶつけてほしいと考えました。そのときに重要なのが、いかに旅している感覚になっていただけるか。旅の醍醐味は、旅先で過ごす時間や人との出会い、そこでの会話だったりしますよね。だから『どんな時間を提供するか』という括りで送る商品を決めました」

島の朝ごはんの時間

好評につき、6月~7月に「#旅するおうち時間」第二弾を開催した。1泊2日のパッケージで、1日目は山口県周防大島町より「島の朝ごはんの時間」が届く。2日目は熊本県五木村より「山の夜ごはんの時間」が届く。これで価格は14,000円(税込)。決済はオンラインのみだ。箱を開くとその地域の産品や、その土地の様子が分かる手紙やパンフレットも詰まっていて、一気に旅先へ飛んだような感覚になる。

島の朝ごはん
〈島の朝ごはん(瀬戸内ジャムズガーデン)〉elements9 (9色のコンフィチュールセット)/カフェの手作りスコーン/オリジナルブレンドコーヒー/瀬戸内の蜂蜜/島のみかんジュース/贅沢マーマレード
山の夜ごはん
〈山の夜ごはん(株式会社日添)〉特製ソーセージ/特製ベーコン/カフェみなもと特製ピザミックス/はちべえトマトケチャップ/五木村産原木しいたけ/なめらかとうふ/新茶/くねぶドレッシング/豆乳手焼きドーナツ

「助けてください」ではなく「頑張り合いましょう」

株式会社日添はもともと「まちづくり」をメイン事業とする会社だ。五木村出身の土屋さんは、地域のための事業をしたいと2018年にUターンして、新潟県出身の日野正基さんと一緒に会社を設立した。

「みなもと」という名のカフェを併設する株式会社日添の社屋。
「みなもと」という名のカフェを併設する株式会社日添の社屋。
提供:株式会社日添

「熊本県五木村は人口1000人程度、株式会社も8つしかない小さな集落です。一応観光地でもあるので、5月のゴールデンウイーク、8月の夏休みは年に2回しかない“稼ぎ時”なんです。村の人たちはこの2回を大事にして生活をしている。今年、4月12日に緊急事態宣言が発布されて5月の集客や売り上げがほぼゼロになることが確定し、何かしらの動きをしなくては…という話になりました」

クラウドファンディングや寄付も各地で立ち上がっていた。
「でも…『助けてください』というメッセージはあまり出したくないな、と思いました。今回のコロナ禍で日本中、世界中が大変なのに、自分たちの田舎が大変だから助けてくださいというのは、ちょっと違うなあ、と。ならば、首都圏も田舎も頑張り合いましょう、と思ったんです」

首都圏の人も、ゴールデンウイークに外出できず困っている現状がある。「おうち」で時間を過ごさなくてはならない中で、ならばできるだけ楽しんでもらえる方法を、田舎から提案するというわけだ。そしてコロナが収束したときには、旅行先のひとつに選んでもらえば――それが発想の源になった。

土屋さん(右)と日野さん(左)。中央は今回の“おくりもの”のひとつ「なめらかとうふ」を提供してくれた「五木とうふ店」の井元 淳さん。
土屋さん(右)と日野さん(左)。中央は今回の“おくりもの”のひとつ「なめらかとうふ」を提供してくれた「五木とうふ店」の井元 淳さん。
提供:株式会社日添

全国6地域。わずか5日で事業スタート

九州で一番人口が少ない五木村の自分たちだけで企画してもスケールしない。それよりも日頃から信頼関係でつながっている、他地域のまちづくり企業と協力したいと、4月12日に全国5カ所の事業者に声をかけ、実施が決まる。プロジェクトがスタートして5日後にサイトがオープンした。驚異的なスピード感だ。
「13日の夜、4~5時間オンラインで打ち合わせをしてコンセプトやセットの内容や仕様を話し合いました。その後3日くらいでセットを決めて、商品を作っている事業者を説得して17日にサイトオープンしました」

関係人口はオンラインでも作れる

「関係人口」という言葉をご存じだろうか? 移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指す。地方再生やまちづくりといった分野におけるキーワードだ。

今回、土屋さんが感じたことは「関係人口はオンラインでも作れる」という手ごたえだという。
「GW期間中、お話会も6日間開催しましたが、毎日参加してくださるコアなお客様が400人中30人はいらっしゃった。6地域とも観光地としては弱小ですが、大型観光地ではない小さな地域にも、ストーリー性のある文化があるんだよということを知っていただけて、オンラインの中で関係性が作り上げられ、いつの間にか仲良しになっていきました。今はまだ直接お目にかかってはいないけれども、こうして自分の誇りに思う地域や人を好きになってくれる人が増やせるのだなと、可能性を感じています」

ハチミツ
五木村の人が大好きだという土屋さん。「ハチミツ屋じゃないのにおいしいハチミツが作れたり、なんでも自分たちでできちゃう。そういうところが格好いい」。
提供:株式会社日添

旅人にとっても、オンラインで「旅する」ことで、交通の便から気軽に行きにくい土地へのアクセスのハードルも低くなる。
「今回のゴールデンウィークのセットもある意味『日本一周』で、リアルだと不可能。それを感覚的にできるというのは新しい可能性だと思いますね。こうしてできた関係性を、次にリアルでもお会いできるように続けることは、私たち地方側の義務だなと感じています」

土屋さんと村の人
提供:株式会社日添

お取り寄せを賢く楽しむ方法

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「#旅するおうち時間」のようなオンラインによって提供される体験の機会は続々と増えている。もちろん、申し込みや決済もオンラインで完結することがほとんどだが、決済にクレジットカードを使用することで多くのメリットを得ることができる。

今回紹介したような、各地のグルメのお取り寄せを軸にしたオンライン・トラベルはもちろん、参加後に各事業者のECサイトで食材をリピート購入する際にも使用できるほか、日常生活の中でも、公共料金の支払い、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの買物など、さまざまなシーンでポイントを貯めることができる。さらに、一度ポイントを交換すれば、有効期限が無期限になるカードも。貯まったポイントの使用方法もカードによって違うため、カード利用の支払いから、マイルや提携ポイントへの移行、カード会社が厳選した特別なアイテム・体験との交換など、ライフスタイルに合わせて多様な選択肢があるクレジットカードを選ぶとよいだろう。

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▼「#旅するおうち時間」
公式HP
FBページ

TEXT:柿本礼子、PHOTO:sono ※その他の提供元は各写真に記載

LifExpress編集部

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