メルセデスベンツのカーシェア事業に見る シェア時代におけるプレミアムカーのあるべき姿とは

May 20, 2019
メルセデスベンツのカーシェア事業に見る シェア時代におけるプレミアムカーのあるべき姿とは
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もはや、シェアリングエコノミーの隆盛は語るまでもないだろう。さまざまな業界が取り入れるなか、自動車業界も類に漏れず、「所有から使用」を謳う。その流れは、所有こそがステータスだったプレミアムカーの世界にも押し寄せている。率先してパラダイムシフトに挑むのは、高級車ブランドの代名詞とも言えるメルセデス・ベンツだ。

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自動車のあり方を大きく変える「CASE」とは?

100年に一度の大転換を迎えている自動車業界。その未来を占うキーワードとして多用されるのが、つながるクルマを意味する「Connected(コネクテッド)」、自動運転の「Autonomous(オートノマス)」、所有から利用への流れを加速する「Shared & Services(シェア アンド サービス)、電動化の「Electric(エレクトリック)の頭文字から取られた「CASE」戦略だ。今では自動車業界全般で使われるキーワードだが、元々は、メルセデス・ベンツが掲げた中長期戦略の一環。ダイムラーAGのディーター・ツェッチェ会長が、2016年9月に行われた「パリモーターショー2016」で発表した。

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「CASEは、メルセデス・ベンツが工業製品としての車を製造・販売するだけのメーカーではなく、モビリティサービスプロバイダーとして社会に貢献するメーカーへと進化する決意の表れです」と語るのは、メルセデス・ベンツ日本でCASE戦略に携わる上野麻海氏だ。「C・A・S・E、それぞれの要素は以前からあったのですが、自動車社会が発展するため、全ての要素をシームレスかつ戦略的につなげていく取り組みです」と続けた。

上野氏が語る通り、C・A・S・Eは、それぞれに進化を続けている。コネクティッドは対話型インフォテイメント・システム「MBUX」、オートノマスは統合的安全性能である「レーダーセーフティーパッケージ」といった機能を搭載、電動化は”Electric Intelligence”を表す新たなブランド「EQ」などが発表されている。そして、なかでも取り組みが多岐に渡り充実しているのが、シェア&サービスだ。

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欧州ではメルセデス・ベンツのカーシェアが交通インフラのひとつに

実は、メルセデス・ベンツは、かなり早い段階から欧州でカーシェアに着手していた。そのサービスが、スマートやAクラスなどを利用した「car2go(カートゥーゴー)」だ。オンデマンド型カーシェアと呼ばれ、最大の特徴は乗り捨てが可能なこと。会員数は330万人を超えており、都市によってはバスや電車などと並ぶ、モビリティソリューションのひとつとして浸透している。他にも、車を貸し出したいユーザーと借りたいユーザーとをマッチングする「Croove(クルーブ)」も展開。サービスにおいても、海外では定額乗り放題サービス「フレクスペリエンス」などを開始しており、専用のスマートフォンアプリを介して予約・お好みの車種を利用できるようになっている。

プレミアムブランドだけに、以前は所有にこだわるユーザーも多かったメルセデス・ベンツ。しかし、「所有にこだわらず、使用したいというニーズも増えています」と上野氏は語る。節約という観点ではなく、季節やライフスタイルの変化、気分にあわせて乗り替えられることにも、メリットを感じているユーザーも多いのだろう。そういった意味で、カーシェアリングサービスがメルセデス・ベンツのブランド価値の毀損につながる危惧はしていないという。

「メルセデス・ベンツは、AMGのようなスポーツカーや、SクラスといったラグジュアリーモデルからAクラスまで、ラインアップが豊富。モータースポーツに由来するテクノロジーを市販車に転用するなど、最先端技術も採用しています。カーシェアリングサービスには、そういった憧れの車を楽しめる手段としての側面もあります」と教えてくれた。

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日本でも始まっているメルセデス・ベンツのカーシェアリングサービス

日本でも、シェア&サービスの取り組みは進んでいる。それが、「Tap!Mercedes!(タップ!メルセデス!)」だ。これは、大きく3つのサービスに分かれる。ひとつは、「カレコ」や「dカーシェア」といった既存のサービスと連携したカーシェアリング。次に、星野リゾートの一部施設における試乗体験。そして、メルセデス・ベンツ公式のレンタカーサービス「メルセデス・ベンツ レント」だ。

上野氏によると、「日本ではまだ、欧州ほどカーシェアがモビリティソリューションとして浸透していません。我々の取り組みは、どちらかと言えば、これまでメルセデス・ベンツに触れていなかった層に、最先端技術や走りの素晴らしさを知ってもらうことが目的です」という。

実際、コネクティッドにあたる対話型インフォテイメント・システム「MBUX」やオートノマスの安全運転支援システム「レーダーセーフティーパッケージ」といった機能を体験し、その技術力や走行性能に驚くユーザーも多い。結果として、高いブランド力の維持にも大いに貢献しているという。

「所有から使用といったニーズは確実に増えています。日本でも来たるべき未来に向けて、メルセデス・ベンツのカーシェアリングサービスを認知してもらい、選んでもらえるために接点を増やしておきたい」と上野氏は将来を見据える。

世界初の自動車を発明し、新しい文化を生み出したメルセデス・ベンツ。そのメルセデス・ベンツが、新しい自動車文化を生み出そうしているのは、ある意味で象徴的だ。プレミアムブランドの雄がカーシェアリングサービスに本格参入することで、「カーシェアリング=経済的な理由から選ばれるもの」といった印象は大きく変わるかもしれない。


日本でも徐々に普及しつつあるカーシェアリング。アメリカン・エキスプレスのカード会員になると、「タイムズカーシェア」に無料で登録できる限定特典が利用可能です。話題のエコカーから輸入車まで、豊富なラインアップのなかから、目的に合わせた車種を24時間いつでもシェア可能。日々の買い物やドライブに役立ててみてはいかがでしょうか?

さらに、さらに、アメリカン・エキスプレスのポイントプログラムを通じて、プレミアムカーを“所有”する喜びもご用意。貯めたポイントでもらえるアイテムには、メルセデス・ベンツ各モデルもラインアップしています。もちろん、家電や厳選のグルメも充実。ぜひ、この機会にチェックしてみてください。

LifExpress編集部

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