「すべてのライフイベントを共に」英国バースが愛するワインバー

August 28, 2019
「すべてのライフイベントを共に」英国バースが愛するワインバー
Scroll Down

英バースの新しいバー&レストラン兼ワインショップBeckford Bottle Shop入ってまず目につくのは、奥の壁沿いに置かれた巨大なU字型のソファだ。18世紀に建築されたアセンブリールーム(集会所)を望むこの店のソファは、店内のデザインにとっても、そしてビジネスにとっても重要な場所となっている。

「このソファのおかげでたまり場のような空間が生まれています」Beckfordの共同オーナーDan Brod氏は語る。「このソファは共有スペースなので、何となくお互いに話をしなければと思うようになります。英国人にとっては総じて不得意なことですが。スペインに行けば、村の広場に人がたむろして話をしていると思います。このソファは、その村の広場を自分たち流に再現したものです」

心地よい雰囲気づくりはBeckfordのスタッフが日々心がけている。この店のオーナー全員に会員制クラブでの業務経験があり、他にも複数の「宿泊できるちょっぴり気取ったパブを保有しています」とBrod氏はいう。店の経営でカスタマーエクスペリエンスを中核に据えたのはこの経験によるものだ。「一番重要なのはサービスで、むしろワインは一番重要ではない、そんなワインの世界を私たちは作ることにしました。従来のワインショップでは何よりもワインが重要で、敷居がとても高い。そのような店に入った客は萎縮してしまい、陳列棚の真ん中あたりにあるワインを何でもいいからとにかく選んでしまう」とBrod氏は語る。

「私たちはこの店を気取った店にしようとは考えていません。ワイン愛好家でも、ちょっと何かをつまみながら一杯やりたい人でも、スタッフは同じように丁重に接します。店の扉をくぐった瞬間から、和やかな雰囲気や照明、音楽、おもてなしの気持ちを感じてもらえるようにしており、すべてが考え抜かれています。おもてなしは私たちのDNAです。忘れられないような素晴らしい経験をこの店でしてほしい。この店をコミュニティセンターにしたいぐらいです。馬鹿げて聞こえるかもしれませんが、おもてなしというのは結局のところ、コミュニティにつながるものだからです」

Brod氏はこの目標を確実に達成している。客の誰もが店の雰囲気や長いランチの間に出会った人、奥の小部屋で過ごす居心地のよい夕べのことを口にする。

「このソファに座ると、誰もが互いに話しをするようになります」顧客の一人、Soo Arber氏は語る。「ここでたくさんの友達ができました。そのうちの一人はバースに引っ越してきたばかりで、この町に一人も知り合いがいない女の子でした。彼女はシャンパンを飲んでいて、気が付けば話をするようになり、最後にはメールアドレスを交換して、今では定期的に会っています。ここは、特に女性にとっては、独りでいても居心地の悪い思いをしなくてすむ場所です。とてもフレンドリーな店だから」

店の顧客であるAnthony Christie氏とSimon Jones氏は、その時々の違う気分にこの店は応えてくれると語る。「知らない人との会話を楽しみたければソファがぴったりです。たくさんの人とここで出会いました」と語るのはChristie氏。「だけど友人たちと時を忘れて楽しみたいなら、下の階の小部屋が完璧です」私たちが話をしていると、ウエイターが塩味のアーモンドを持ってきてくれた。ウエイターは私たちに、「もうメニューには載っていないのですが、きっと気に入って頂けると思います」と声をかけ、私たちを喜ばせた。「これはまさにこの店のパーソナルサービスだ」とChristie氏は言う。「この店のスタッフ全員を知っていますが、みんな私たちの好みに合うワインや料理を理解していて、それを喜んで勧めてくれます」

Christie氏とJones氏は自称ワイン通だが、BeckfordのゼネラルマネージャーであるCasey Ryder氏によれば顧客層は幅広い。「この店はもったいぶった店ではありませんし、あらゆる年齢や職業のお客様がいらっしゃいます」とRyder氏は語る。「初デートで来店する方もいらっしゃいます。お年を召したカップルも楽しまれていますし、(ワインを飲んだ)彼らを迎えにお子さん達も来られますよ」

Ryder氏によると、同店のメニューが小皿中心であるおかげで、店は完璧なデートスポットとなっている。「高額な3コースディナーで料理をシェアすることは少々居心地の悪いものです。それにもし、お互いにぴんと来なければ前菜のハムだけで帰ることもできます。逆にうまくいっていれば、フルコースで注文し、階下の部屋に料理を運んでもらうこともできます。そちらの方がより親密感が増します」

店の経営陣は別のパブや事業も運営しており、Beckford Bottle Shopを事業内事業、つまり事実上のスタートアップ企業だと考えている。モバイル決済サービスiZettleを選んだのはそのためだ。「iZettleはフィンテック業界の真の意味での革命児です。iZettleの提供するサービスは一味違い、顧客サービスが素晴らしい」とBrod氏は語る。

「iZettleをセットアップするのは驚くほど簡単で、月次契約なので長期契約も必要なく、新しい機器を追加するのも簡単です。私たちはイベントをよくやりますので、機器を外に持ち出すことも多く、すべてがクラウドベースで完結するのもいい。何か事業を始めるならば、私はiZettleを使います。事業を始めるときは、カード読取機などは後回しにされがちですが、実際には一番重要な要素の一つでもあります。iZettleが定期的に連絡をくれて、私たちのビジネスを気にかけてくれているのも気に入っています。私たちのビジネスはカスタマーケアがすべてです。その価値を共有できる企業と付き合いたいと思っています」

また別の顧客であるJoanne Hodges氏の話を聞けば、顧客サービスについてのBrod氏の考え方がよく分かる。「この店ではワインリストを見る必要なんてありません。何か新しいのを試したいとスタッフに伝えることがよくあるけど、みんな私がどんなワインを求めているか分かっています。来店するたびに同じワインを飲むなんてつまらないけど、ここではその必要はありません。それにこの店にいろいろな人がやってくるのも気に入っています。これまでに地元の人や休暇でバースにやってきた人たちに会いましたが、みんないい人でした。特にお気に入りなのは店内のテーブルです。本ではなくワインに囲まれた図書館にいるような気分を味わえます」

Brod氏によれば、Beckford Bottle Shopの人気の秘密は、さまざまな用途に合う空間だという。「朝、ラップトップを持ってコーヒーを飲みに来たり、独りでワイン一杯と小皿料理を楽しんだり、友達と会って一緒にフルコースをお腹一杯食べたりと、何でもOKです。プロポーズや結婚、デートとあらゆることを見てきました。人生のすべてがここで起こっているのです」

次にバースに来る機会があって何かを祝いたいなら、この一味違ったコミュニティセンターをお試しあれ。

 

この記事はThe GuardianChantelle Hortonが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comにお願い致します。

pick up

new article

View All

当サイトからのお申し込みで
合計20,000ポイント*
獲得可能

詳しくはこちら
  • ※年会費31,900円(税込) 家族カード1枚目無料、
    2枚目以降13,200円(税込)
  • ※カードのお申し込みに関する詳細はこちらでご確認ください。
  • *アメリカン・エキスプレスのポイント・プログラム
    "メンバーシップ・リワード"のポイント