イギリスでは740万人がキャッシュレス生活を送る

July 14, 2020
イギリスでは740万人がキャッシュレス生活を送る
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「ほぼキャッシュレスな生活」を送る英国人の数が2年間で倍以上になり、740万人に達したことが公式データより明らかになった。

イギリスの銀行・金融サービス分野の業界団体であるUK Financeは、「支払い習慣の変化により、数年前よりロックダウンの生活に対処する準備が整っていた」と述べた。

740万人というのは、新型コロナウイルスの大流行によって非接触型決済(コンタクトレス決済)が加速する以前の2019年の数値である。その一方、キャッシュレス社会へ移行するにつれて、何百万もの人々が新しいシステムから取り残されるかもしれないという懸念もある。

データによると、2019年の支払い方法のうち、半分以上がカード払いで、4回に1回が現金払い、残りは口座振替や銀行振込だった。全人口のほぼ7人に1人、16歳から34歳の4人に1人が紙幣や硬貨をまったく使用しないか、月に1回のみというキャッシュレスの生活を選択している。キャッシュレス生活を送る人は、2018年の調査では540万人(人口の10分の1)で、2017年には340万だった。

UK Financeは、キャッシュレス決済の流行は「新型コロナウイルスのロックダウンの影響により人々が直面している変化に備えることになるでしょう」という。「新型コロナウイルスによって多くの人が新しい習慣を身につけるかもしれませんが、200万人以上がいまも紙幣と硬貨をメインに使用しています。そのため確実に紙幣や通貨、日常の銀行サービスを利用し続けられるように全力で業務を行っています。しかし、現金払いは長期的にみると減少傾向にあります。デビットカード払いの次に利用されているのが現金払いですが、2019年は15%減の93億円でした。10年前はすべての支払い方法のうち現金払いが58%であったことと比べると、23%にまで減少しました。現金をほとんど使わない生活を送っている大多数は若者です。16歳から24歳の25%、25歳から34歳の24%がそれに当てはまります。一方で、年齢層を問わず、現金をほとんど、あるいはまったく使用しない人々がいます。たとえば65歳以上の7%が現金を使用していません」。

以前UK Financeは2028年までに現金払いの割合は9%になると予測していた。しかしパンデミックが起こったため、新たな10年間の予測を公表しなかったと言及した。

ロックダウン中は、パブやカフェなど一般的に現金を利用する多くの場所が閉業しており、なかには紙幣や硬貨の受け取りを拒否している店もあった。現金自動預け払い機(ATM)のネットワークLinkは、ロックダウン中にATMの利用率が55%減少したことを報告した。

昨年最も利用された支払い方法はデビットカード払いであり、170億回の支払いが行われた。そして、デビットカードとクレジットカードのコンタクトレス決済は16%増加して86億回利用された。

しかしながら、外出制限が完全に解除された後、人々がキャッシュレス払いの習慣を継続するかは定かではない、と専門家は述べている。

消費者団体Which?は「政府が“脆弱な”現金システムを支えるために行動しない限り、弱い立場の人たちが商品やサービスの支払いに必要な現金にアクセスできなくなる恐れがある」と訴えた。

 

この記事はThe GuardianのRupert Jonesが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークによってライセンスされています。ライセンスに関する質問については、legal@newscred.comまでお問い合わせください。

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