紙幣によるウイルス感染防止のために。カード決済とキャッシュレスの利用が広がるオーストラリア

July 14, 2020
紙幣によるウイルス感染防止のために。カード決済とキャッシュレスの利用が広がるオーストラリア
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小銭や紙幣が感染症を広げるかもしれないという懸念から、オーストラリアではキャッシュレスへの移行とデジタル決済の利用拡大が起こっている。

データによると、コロナ禍の影響が強くなった3月には、あるデジタル決済の取引が、年間の消費のピークである12月を上回る200万件を記録した。

オーストラリアのコモンウェルス銀行(CBA)が集計したMastercardとVisaの記録によれば、この3月にデジタルウォレット取引は記録的な10億ドルに達し、デビットカード払いはデジタル決済全体のうちの約77%を占めている。

クレジットカードの利用は2月の合計を21%上回ったが、デビットカードの利用は前月比16%増となった。

最近、現金での支払いを拒否したり、携帯電話や時計に内蔵されているカードやデジタルウォレットによるタッチ決済を顧客に促す店が増えている。

また先週、オーストラリアの小売業者であるWoolworthsやColesはピンパッド(暗証番号入力端末)を介したウイルス感染を防ぐために、暗証番号入力なしで取引できる限度額を100$から200$に増やした。今後それに追随する企業が出てくることが予想されている。

コモンウェルス銀行のエグゼクティブ・ジェネラル・マネージャーKate Crous氏は「利用額にかかわらずタッチIDや顔認証を利用するため、ピンパッドに暗証番号を入力する必要がありません。安全性が付加されているため、顧客には可能な限りデジタルウォレットの使用を奨励しています」と述べた。

「小売業者はコンタクトレス決済が可能なカードが普及してきていることを感じていますし、それを奨励しています。とくにテイクアウト店やコーヒーショップなどの食品を扱う仕事では、手の衛生や清潔な手袋の使用、定期的な手洗いの重要性について、いつも以上に気を配るように小売業の皆さんに呼びかけています」と、全国小売業界協会の最高経営責任者(CEO)Dominique Lamb氏はガーディアン・オーストラリアに語った。

コモンウェルス銀行は、Apple Pay・Google Pay・Samsung Pay・Fitbit Pay・Garmin Payでのバーチャルカードを使ったタッチ決済の使用が先月大幅に増加したと報告した。3月に行われたデジタルウォレットの取引は3600万件で、2月の3300万件から増加し、2019年12月に記録された月間3400万件を上回った。同銀行によると、3月のデジタルウォレットの利用合計額は過去最高記録である10億ドルで、2月の合計を17%上回ったという。ちなみに、平均取引額は28ドルだった。デジタルウォレットの取引件数は2月分より8%増加し、過去6カ月間の月平均成長率4.4%を大幅に上回る伸びとなった。

 

この記事はThe GuardianのMalcolm Farrが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークによってライセンスされています。ライセンスに関する質問については、legal@newscred.comまでお問い合わせください。

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