大人もハマる「スマートガシャポン」 キャッシュレスでカプセルトイが進化!|あの文化は、キャッシュレスでどう変わるの? Vol.2

December 23, 2019
大人もハマる「スマートガシャポン」 キャッシュレスでカプセルトイが進化!|あの文化は、キャッシュレスでどう変わるの? Vol.2
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小銭を入れ、レバーを回せば“ポン”と出てくるカプセルトイ。子どもから大人まで、今も昔も変わらぬ人気の定番エンターテイメントにイノベーションが起きている。カギを握るのはキャッシュレス決済だ。カプセルトイ市場で業界トップのシェアを誇る株式会社バンダイが交通系電子マネー等によるキャッシュレス決済機能を搭載した「ガシャポン」を導入したのは、2019 年4 月のこと。「スマートガシャポン」が見せてくれる新たな可能性を、開発サイドはどのように見ているのだろうか?

_DSC9844.jpgインタビューに答えてくれたのは、株式会社バンダイのベンダー事業部 事業開発チーム マネージャー近藤創氏

小銭不要のカプセルトイ「スマートガシャポン」

日本に初めてカプセルトイが登場したのは1965 年のこと。アメリカから輸入したピーナッツベンダーと呼ばれる機械で、10 円玉を投入するとひとつまみのピーナッツが出てくるという仕組みだった。株式会社バンダイは1977 年に「ガシャポン」(※1)を投入してこのカプセルトイ市場に新規参入。当時20〜50 円が主流だったカプセルトイの世界に、日本製では初めてとなる100 円機を導入した。1980 年代に入ると大人気漫画のキャラクターをかたどった消しゴムシリーズが大ヒットし、「ガシャポン」はカプセルトイブームを巻き起こした。その後も「ガシャポン」は様々な取り組みでヒットを飛ばし続けているが、2019 年4月に市場展開を始めた「スマートガシャポン」もその一例だ。仕掛け人である株式会社バンダイの近藤 創氏は「キャッシュレス決済が浸透する中、ガシャポンもそれに対応させていくことで新たな市場を開拓できる」と、「ガシャポン」のキャッシュレス化に期待を寄せている。

※1 ガシャポンとは株式会社バンダイが製造・販売している商標および商品名。

バンダイ本社にデモ機として設置されているスマートガシャポン

「交通系電子マネーで“ピッ!”と買えるガシャポン!」。そんなうたい文句とともに展開される「スマートガシャポン」は、交通系電子マネーからQR コード決済まで幅広く対応したバンダイの最新「ガシャポン」機。現在は一部地域限定での運用にとどまるが、予想を上回る利用状況を受け、設置数や場所を順次拡大する予定だ。どうやらカプセルトイとキャッシュレス決済は相性が良いらしい。

「確かにキャッシュレス決済は急速に普及していますが、カプセルトイでのキャッシュレス決済が受け入れられるか否かについては未知数でした。しかし、稼働してみると、予想を上回る使用状況。正直驚きました」

都市部では交通系電子マネーユーザーが多く、自販機での電子マネー決済はもはや当たり前。「ガシャポン」の決済手段として交通系電子マネーを使うことに抵抗を感じないユーザーも少なくなかったのかも知れない。そしてツイッターではこんなツイートも。

「100 円玉握って回すか回さないか悩むアレがなくなる。現金じゃないとお金を把握しにくいってやつか。これは爆売れ間違いなし」

購入に対する心理的なハードルをキャッシュレス決済が下げているというわけだ。

スマートガシャポンの操作方法

購入したい商品をタッチパネルから選ぶ。次に「決済に進む」をタップし、決済方法を選択

 width=SuicaやPASMOなどの交通系電子マネー、PayPayやLINE PayなどのQRコード決済に対応している

 width=支払い完了後にレバーを回せばガシャポンが排出される

決済方法とともにコンテンツにもイノベーションが

イノベーションには“気分を盛り上げる”というオマケが付くことがある。カプセルトイという古典的なエンターテイメントの決済方法がイノベートされたことで、コンテンツにもイノベーションの機運が高まっているようだ。

「これまでにないアイデアを出し合って常に新しいものも生み出さなくてはいけません。昨年8 月に販売を開始した、スマートガシャポンでも買えるだんごむしシリーズは、カプセルに入らず丸まった状態で出てくる驚きと、インパクトあるサイズ感で好評いただき、現在出している第5弾で累計出荷数200万個(※2)を突破しました。キャッシュレス化が今後のカプセルトイ業界を進展させるきっかけになると思っています」

※2 2019年8月末時点。株式会社バンダイ調べ

 width=スマートガシャポンでも購入ができるだんごむしシリーズ。ダンゴムシの体の構造を完全再現し、カプセルレスで排出されることで話題を呼んでいる

「スマートガシャポン」を導入することで新たな体験価値も生まれている。

「これまでのガシャポンは、完全にアナログでした。もちろん、電力を使わないというアナログならではの長所もあります。しかし、スマートガシャポンの導入を契機にガシャポンがデジタル化、通信機能を持つようになりました。今まで目視で管理していた在庫数をデータで把握することができるようになったのです。運営側の業務が軽減するのはもちろんのこと、通信機能を持ったガシャポンは、ユーザーにさらなる楽しさを提供できるのではないかと。そこで新たに開始したのが、ガシャどこ?PLUS というサービスです」

「ガシャどこ?PLUS」とは、“どの商品がどこで手に入るのか?”をWEB 上で閲覧できるというサービス。これまでは、手に入れたいアイテムがあっても偶然の出合いにかけるしかなかったが、このサービスを利用すれば「ガシャポン」の設置場所を確認できるだけでなく、商品の内容や在庫状況をいつでも確認できるのだ。

キャッシュレス化で+αのエンターテイメント性を

訪日外国人旅行者数は2018 年には3000 万人を突破。東京オリンピック・パラリンピックを控え、拡大を続けるインバウンド市場では外国人向けの新たなサービスが続々と生まれている。

「スマートガシャポンも、海外の方が多く集まるロケーションに積極的に置いていきたいと考えています」と近藤氏。キャッシュレス化という決済手段のイノベーションを契機にして+αのエンターテイメント性を追い求めることができるようになったのだ。

_DSC9844.jpg操作はすべてタッチパネルで可能に。このタッチパネルが様々な体験を可能にする

「スマートガシャポン」には、液晶モニターで楽しめる抽選機能が搭載されている。

「いわゆる“アタリ”“ハズレ”のようなクジが商品購入後に楽しめる機能を特定の商品や期間にキャンペーンとして採用できます。例えば、某野球球団とは、指定のカプセルトイで商品を購入いただくと選手直筆のサインボールやサインユニフォームなどが当たるキャンペーンを実施し、アナログ機には無かったゲーム性を多くの方が楽しんでくださいました。このように、デジタル化したスマートガシャポンは、通常のガシャポンではできなかった新たなサービスを提供することが可能になります。現在、設置台数は数十台ほどですが、スマートガシャポンと親和性の高いエリアや設置場所を見極め、今後は100 台、200 台と徐々に普及させていければと考えています」

決済のキャッシュレス化をきっかけにして、エンターテイメント性に磨きがかかり、新しい商品のアイデアが生まれ、結果的に「ガシャポン」の市場が拡大していく。ユーザーの財布の紐が少しだけ緩むという効果も見て取れる。キャッシュレスの波及効果を「ガシャポン」が証明してくれている。

 


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LifExpress編集部

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