デジタル決済の4つの利点とは?世界的な不況下でも、ビジネスを成功に導くためには?

July 01, 2020
デジタル決済の4つの利点とは?世界的な不況下でも、ビジネスを成功に導くためには?
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ニューノーマル時代が到来した。

新型コロナウイルスによるパンデミックの影響を理由に、世界中で中小企業が廃業に追い込まれ、非エッセンシャルワーカーは解雇されるか無給休暇を取得するよう求められている。

国際通貨基金(IMF)は世界的な不況を宣言し、各国は経済を活性化するために財政戦略や金融政策を行う必要に迫られている。

医療専門家が新型コロナウイルスの治療法やワクチンを見つけるまで、企業は社会的距離拡大戦略(ソーシャル・ディスタンシング)に対処しなければならない。そして、不要と見なされたビジネスや取引は、多くの場合中断される。

デジタル化を促進してきた企業やオンラインに移行した従来産業は、需要減少の中でも成長している。結局のところ、少なくとも何らかの形で物事は続いていくため、従来型の事業の場合、オンラインまたは他の革新的な手段で継続的に収益を得ていかなればならない。

いずれにせよ、たとえ従来型の事業でも、社会的距離拡大戦略はこれまでの仕事のやり方を変えた。たとえば、紙幣や硬貨を手渡すと新型コロナウイルスなどに感染する恐れがあるため、支払いに紙幣や硬貨を使用するのは危険なことと見なされる。そのため、企業はモバイルやデジタル決済などのキャッシュレス取引に移行している。

この記事では、デジタル決済業界がこのような時代にビジネスを存続させ、さらなる成長に導くいくつかの方法を紹介する。

新しいデジタル決済技術のおかげで、ほぼ瞬時の決済が可能に

多くの小売業にとって、デジタル決済の最大の課題は決済期間だ。とくに中小企業は流動性を維持する必要があり、決済期間が長い場合、資金を事業活動に使ったり取引先や供給元へ支払ったりすることができなくなる。

新たなフィンテック企業は、デジタル通貨と決済パートナー(銀行や金融機関、フィンテック企業など)を組み合わせて、早急な資金決済を保証する。

スロベニアと香港にオフィスを持つハードウェアウォレット・プラットフォームであるBC Vaultの事業開発責任者Dmitry Fedotov氏は、フィンテックエコシステム内の協業と統合により、ユーザーの利便性が非常に高まったと述べている。「これにより、ユーザーは同じエコシステム内の製品を利用し、さらに多くのことができるようになります」。

同氏いわく、業界内での相互接続性や協力関係によって暗号通貨と不換紙幣間の交換が自動化されることで、ネイティブアプリケーション内で暗号通貨を通貨Aから通貨Bへ完全に交換することができるそうだ。

デジタル決済プラットフォームの最新の進化により、小売業はデジタル通貨を現地通貨に交換する必要性がなくなり、業務や補充が遅延する原因となる長時間の決済を待つ必要もない。

デジタル通貨の安全性が高まる

デジタル通貨は暗号通貨と同じく暗号化される性質があり、分散型コンセンサスメカニズムと取引の不変性(不可逆性)により、これらは本質的に安全である。オンライン取引の信頼性が高まることで、小売業とユーザーのどちらにとっても安全な取引を行うことができるのだ。

業界の黎明期には暗号化ハッキングや盗難がニュースになったが、今ではデジタルウォレットは高度なセキュリティレベルを保っている。

取引時に暗号で承認するための秘密鍵を保管するデバイスであるハードウェアウォレットは、暗号通貨での安全な決済ができるため、ますます人気が高まっている。一方、オンラインウォレットは、より優れたセキュリティ機能を提供している。

マルチチェーン・クロスプラットフォーム・ウォレットのCoinomiの最高経営責任者(CEO)George Kimionis氏は言う。「ソフトウェアウォレットは、ハードウェアウォレットに安全に接続して取引を承認し、ソフトウェアアプリでサービスにアクセスするためのオプションを組み込むことができます。一方、ハードウェアウォレットはすべての秘密鍵をデバイス上で安全に保管します。つまり、利便性・機能・資産のネイティブサポート、ソフトウェアウォレットの統合サービス、オフラインデバイスが提供する中では比類のないキー分離サービスといった、オンラインとオフラインの両方の利点が得られます」。

そして、BC Vaultの最高技術責任者(CTO)Alen Šalamun氏は、セキュリティの重要性に関する貴重な意見を述べる。「ハードウェアウォレットは潜在的に脆弱なコンピューターやスマートフォンとは異なります。秘密鍵を保存して決して公開しませんし、リクエストを受け取ってから承認された取引に返信します。つまり、遠隔で誰かがコンピューターやスマートフォンを攻撃しようとしても秘密鍵にアクセスできないのです」。

デジタル決済の導入と統合が活発に

デジタル決済のプラットフォームは以前よりも高いレベルの利便性と安全性を提供するが、最大の課題は一般の人への普及だ。小売業者がデジタル決済を導入すればユーザーもデジタル通貨を使うことができる。デジタル決済は実のところ小売業者にもメリットがある。広いユーザー層にアクセスすることができ、多くの潜在的な顧客を持てるのだ。

「あるウォレットを別のタイプに統合することで、一般への普及がさらに推進されることでしょう。私たちの共通の目標は日常生活に暗号通貨を組み込むことです」。エストニアを拠点にした暗号通貨ウォレットAtomic Walletの最高経営責任者(CEO)であり、Changellyの共同創業者かつ元最高経営責任者のKonstantin Gladych氏は語る。

つまり、デジタルウォレットはeコマース企業、為替、さらには決済ゲートウェイなどのサービスと統合することができる。 「これは確実に、ブロックチェーンテクノロジーの一般への普及を後押しすることになります。人々は新しいテクノロジーを試しやすくなり、より多くのメリットがあるでしょう」と、日本・マレーシア・ベトナムに事務所を構えるデジタルウォレット企業Bacoor Inc.のマーケティングマネージャーSon Truong氏は述べる。

Truong氏は、世界が現在直面している経済的困難の中でも、デジタル決済業界が成長していることについても言及した。 「ここ最近、より多くの企業や投資家が業界に参入してきています。5年前を振り返ると、時価総額は約38億米ドルでしたが、経済の停滞期にもかかわらず、現在は5倍増加して約165億米ドルになりました」。

デジタルウォレットは、モバイル端末やモバイルライフスタイルと一体化

広く普及することは、使い慣れた端末から電子資金にアクセスできるようになることを意味する。CoinomiのKimionis氏は「私たちは間違いなく長い道のりを歩んできました。昔はウォレットを介してブロックチェーンにアクセスするというのは限られた人の特権でした。しかし今ではスマートフォンから誰でも数分で安全にウォレットを設定できます」と語る。

BC VaultのFedotov氏は、デジタルプラットフォームは業界内で緊密に連携し、ユーザーがデジタル資産業界についての知識が得られる機会を提供する必要があると述べている。「私たちは物事を明確にし、複雑な事柄についての詳細な情報も提供するように努めます。カスタマーサポートへ寄せられる質問の80〜90%は、ブロックチェーンや暗号化の基本的な機能に対する知識が足りないことから起こっています」。

世界的な不況の影響でさまざまな産業に波及効果が起こっている。デジタル産業もこの影響を受けているが、デジタル決済のようなソリューションは、革新的なサービスにより、デジタル業界と実店舗を持つ従来産業の両方を活性化させることができる。

安全性が向上し、パートナーシップが強化され、業界内の参加企業が増えれば、このようなソリューションは現在の経済情勢の中でビジネスが存続し繁栄する助けになるだろう。

この記事はe27のCarl Langが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークによってライセンスされています。ライセンスに関する質問については、legal@newscred.comまでお問い合わせください。

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